米の最高級ブランドとして知られる魚沼産コシヒカリ。
値段が高いだけではありません。
こだわりある農家の方が丹精込めて作った、
混じりっけ無しの純粋な魚沼産コシヒカリは心に残る味なんです。
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― 希少な「本物」 ―
中には「食べたけど普通じゃね?」とおっしゃる方もいらっしゃると思います。
もちろん好みの問題もありますが、果たしてそれは「本物」でしょうか?
魚沼産コシヒカリの生産量は全国のお米のわずか約0.9%。
(南魚沼産コシヒカリに限ると0.3%)
さらに、地域消費や縁故米として消費され、流通するのは約0.4%程度と言われています。
しかし、スーパーやデパートなどの、お米屋さん以外でもお米が売られるようになってからは
何処に行っても「魚沼産コシヒカリ」店頭に並んでいます。
現在「魚沼産こしひかり」の流通量は生産量の数十倍と言われています。
古米があるにしても、こんなことは有り得るのでしょうか?
新潟県が2010年7月に全国のスーパーなどで売られている「新潟県産コシヒカリ」50商品のDNAを調べたところ、約3割に県外産のコシヒカリが混ざっている可能性が高かったそうです。4、5月にも同様の結果が。はたして「魚沼産コシヒカリ」はどのくらい「本物」なのでしょうか?
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― 「厳選」の必要性 ―
魚沼という土地にも様々あり、同じ魚沼産でも味には差があります。
日当たり、地力、水はけ、標高、美味しさを決める様々な条件があり、田んぼ一枚一枚によって異なります。
それは農家の方々が一番よく知っています。
どの農家の方に聞いても、美味しい田んぼは自分の家や縁故米、直売用として確保し、
それ以外を農協や集荷業者に出荷するそうです。
何故でしょうか?
それは、流通の形態に理由があります。
農協を例に挙げると、各農家で収穫されたお米は、
地域のカントリーエレベーターという大きな倉庫にひとまとめに保管されます。
写真は、収穫後カントリーエレベーターに並ぶ軽トラの渋滞。
実はこの時点で、各農家の米をひとまとめにして乾燥機にかけるため、
美味しいお米もイマイチなお米も混ざり、誰がどのお米を作ったかもわからなくなってしまうのです。
農協が良い悪いという事ではありませんが、農家の方が相手によって出すお米を選んで出荷する気持ちもわかりますよね。
生産者としては、自分の顔の見えるお客様の方に、美味しいお米を提供したいと思うのは当然だと思います。
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― 「本物」と「旨い」を手に入れる為に ―
以上を踏まえると、値段が高ければ本物で旨い魚沼産コシヒカリが買える訳では無く、
美味しい農家から直接買うのが一番という事がわかります。
しかし「どの農家のどの田んぼが旨いのか?」は、地元で食べ歩かなければ、なかなか判りません。
生産で忙しい農家の方々も中々営業できないのが現状です。
私たちはそんな「皆様」と「農家」を繋ぐパイプ役になれればと考えています。
こだわりとプライドのある農家の方々にご協力いただき、
皆様が「本物」で「旨い」魚沼産コシヒカリに出逢えるお手伝いが出来れば幸いです!