先日はカレーが取り持つ縁で、淡路島に研修に行ってまいりました。
キーワードは「地都協業」。 もの作りが得意な地方の人と、大きなマーケットを抱えて売ることを得意とする都市部の企業が協業する。
どこでもやっていることを言葉にしただけのようですが、行ってみて大きな違いがあることが分かりました。
一つは行政のかかわり方。
協業によって作られた商品(ここではカレー)を取り扱うことが、淡路島のPRに貢献しているということで、感謝状などいただいたのですが、これを市長自らが渡すのです。(あいにくと今回は公務が入っており、担当課長さんがプレゼンターでした)
もう一つは地域の企業や生産者の本気度。(ある意味、面白がり度)
カレーの製造はすべて淡路島内で行われますが、ルー工場の担当者は試作品作りからとことん付き合い、大鍋一つの手作りから始まって、新工場まで増設。 600店舗を目指すという都市側の意向を受けて、まだ未確定な将来の生産体制を既にカバーできる施設を確保し、しかも同類他社のオファーを断っているという男気。
もちろん、地域の人を説得していった都市部企業の担当者の熱意も相当なものですね。
Iターン組、NPO法人、生産者など絶妙のバランスで出来上がっている取り組みです。
勉強になりました。